看護師が退職時に返すもの・受け取る書類まとめ

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看護師が退職時に返すもの・受け取る書類まとめ

退職が決まると、最後の出勤日までに「返すもの」と、退職後の手続きのために「受け取る書類」がいくつもあります。看護師の場合は、保険証や制服に加えて、PHSや院内マニュアルなど病院ならではの貸与品もあり、何を返して何を受け取るのか、整理しきれず不安になりやすいところです。

この記事では、退職時に返すもの・受け取る書類を一覧で整理し、退職代行を使う場合の返却方法や、書類が届かないときの対応までまとめました。先にチェックリストで把握しておくと、退職後の手続きがぐっとスムーズになります。

この記事でわかること

  • 退職時に勤務先へ返すもの一覧
  • 退職時に受け取っておきたい書類と、その使いみち
  • 退職代行を使う場合の返却・受け取りの流れ
  • 離職票などが届かないときの対応
  • 次の転職活動で必要になる書類
目次

退職時は返却物と受け取る書類を整理しておく

退職の手続きでバタバタしやすいのは、最終出勤日の前後です。引き継ぎや挨拶に追われ、返すもの・受け取るものの確認が後回しになりがちです。

そこで役立つのが、「返すもの」と「受け取る書類」を事前にリスト化しておくことです。返却物は基本的に最終出勤日までにそろえ、受け取る書類は当日もらえるものと後日郵送されるものに分かれます。先に全体像をつかんでおけば、抜け漏れを防ぎやすくなります。

退職を切り出す段階の方は、看護師の退職の切り出し方を整理した記事もあわせて読んでおくと、退職日や引き継ぎの相談がしやすくなります。

退職時に返すもの

勤務先へ返却するものは、原則として最終出勤日までにそろえて返します。郵送する場合は、紛失を防ぐために追跡できる方法(レターパックや書留など)を選んでおくと安心です。

返却する制服や貸与品を手元で整理する看護師の様子

健康保険証

勤務先で加入していた健康保険証は返却します。退職日の翌日からは使えなくなるのが一般的なので、家族(被扶養者)の分を持っている場合は、その分もまとめて返すことになります。

退職後の健康保険は、次の3つから選ぶのが一般的です。

  • 国民健康保険に加入する
  • 勤務先の健康保険を任意継続する(最長2年が目安)
  • 家族の扶養に入る

どれを選ぶかで保険料や手続きが変わります。退職後に通院の予定がある場合は、切り替えのタイミングと方法を早めに見当づけておくと、保険証を返したあとに困りません。

制服・ユニフォーム

貸与されていた白衣・ユニフォーム、ナースシューズなどは返却が必要です。多くの職場ではクリーニングをした状態で返すのがマナーとされています。返却方法や時期は職場によって異なるため、最終出勤日の前に確認しておくとよいでしょう。

職員証・IDカード

院内への出入りや勤怠管理に使っていた職員証・IDカードも返却します。電子ロックの解除キーなどを兼ねていることもあるため、忘れずに返しましょう。

名札

名札やネームプレートも貸与品です。小さいものほど自宅に持ち帰ったまま忘れやすいので、リストに入れておくと安心です。

ロッカーの鍵

更衣室や寮のロッカーの鍵は返却します。もし紛失している場合は、早めに申し出ておくと手続きがスムーズです。

貸与された物品(PHS・電子機器など)

院内PHSやタブレット、貸与された文房具・電子機器なども返却対象です。病院から借りていたものは、私物と混ざらないよう早めに分けておくと返却が楽になります。

病院の資料やマニュアル

業務マニュアル、研修資料、患者さんの情報が含まれる書類やデータは、持ち出さず返却または破棄するのが基本です。個人情報を含むものは特に取り扱いに注意し、職場のルールに従いましょう。

退職時に受け取る書類

退職時に受け取る書類には、当日もらえるものと、後日(10日〜2週間ほどを目安に)郵送されるものがあります。退職後の手続きで必要になるものばかりなので、何が・いつ届くのかを把握しておきましょう。

離職票

離職票(雇用保険被保険者離職票)は、失業給付(基本手当)を申請するときに必要な書類です。勤務先がハローワークへ届け出たあとに発行されるため、手元に届くまで退職後10日〜2週間ほどかかるのが一般的です。すぐに転職先が決まっている場合は不要なこともありますが、念のため受け取り方法を確認しておくと安心です。

源泉徴収票

その年の給与と所得税額を証明する書類です。年内に転職する場合は次の職場での年末調整に、転職しない場合は確定申告に使います。退職後にまとめて郵送されることが多いので、届いたら大切に保管しておきましょう。

雇用保険被保険者証

雇用保険に加入していたことを証明する書類で、次の職場での雇用保険の手続きに使います。勤務先が保管しているケースもあるため、退職時に受け取れるか確認しておきましょう。

退職証明書

退職した事実を証明する書類で、本人が請求すると発行してもらえるものです。転職先から提出を求められたり、国民健康保険などの手続きで使ったりすることがあります。必要そうな場合は、退職の相談時にあわせて依頼しておくとスムーズです。

年金関連書類

年金手帳や基礎年金番号がわかる書類を勤務先が預かっている場合は、退職時に返却されます。退職後に国民年金へ切り替える場合や、次の職場で手続きをする場合に必要になるため、基礎年金番号がわかるものは手元に保管しておきましょう。

あわせて確認しておきたい書類

退職後に勤務先の健康保険をやめて国民健康保険へ切り替える場合は、健康保険資格喪失証明書が必要になることがあります。多くの自治体で国民健康保険の加入手続きに使う書類のため、国保へ切り替える予定なら受け取れるか確認しておくと安心です。必要かどうかは、退職後の保険の選び方(国民健康保険・任意継続・家族の扶養)によって変わります。

退職時の返却物と受け取る書類チェックリストの図解

退職代行を使う場合の返却方法

退職代行を使う場合でも、貸与物の梱包・郵送や書類の受け取りといった作業は、基本的に自分で行うことになります。退職の意思を伝える部分は代行してもらえますが、直接職場に行かずに済むぶん、物のやり取りは郵送が中心になるのが一般的です。

郵送で返却する場合

制服や貸与品は、追跡できる方法で職場へ郵送するのが安心です。発送記録(追跡番号や控え)を残しておくと、「返した/返していない」のトラブルを防ぎやすくなります。

事前にまとめておくもの

退職代行に依頼する前に、返却物(保険証・制服・職員証・鍵・貸与品など)を一か所にまとめておくと、その後の郵送がスムーズです。書類の送付先(自宅住所)も整理しておきましょう。

私物の回収が必要な場合

ロッカーや更衣室に私物が残っている場合は、着払いで自宅へ送ってもらえるよう依頼するケースが多いです。何が職場に残っているかを思い出しておくと、回収の漏れを防げます。

退職代行を使う前の準備については、使った後にやることは、サービスの選び方はでも整理していく予定です。

書類が届かない時の対応

離職票や源泉徴収票は後日郵送されるため、「いつまで経っても届かない」と不安になることがあります。そんなときは、次の順番で落ち着いて確認してみてください。

書類が届かないときの確認ステップ

  1. STEP1:まず勤務先に、発行・郵送の手続きが済んでいるかを確認する
  2. STEP2:送付先の住所に間違いがないか確認する
  3. STEP3:退職後2週間以上経っても離職票が届かない場合は、管轄のハローワークに相談する

ハローワークでは、事業主への発行の督促を依頼できる場合があります。また、離職票が手元になくても、状況によっては仮の手続きができることもあります。届かないからと一人で抱え込まず、公的な窓口に相談して大丈夫です。

次の転職活動で必要になる書類

受け取った書類のなかには、次の職場で提出を求められるものがあります。よく使うのは次の3つです。

  • 雇用保険被保険者証:転職先での雇用保険の手続きに使う
  • 年金手帳・基礎年金番号がわかるもの:転職先での年金の手続きに使う
  • 源泉徴収票:年内に転職する場合、転職先の年末調整に使う

これらは退職後すぐには使わなくても、転職のタイミングで必要になります。受け取った書類は一つのファイルにまとめて保管しておくと、いざというときに探さずに済みます。病棟以外も含めた次の働き方を考え始めている方は、病棟を辞める前に準備しておきたいこともあわせて参考にしてみてください。

まとめ

退職時は、健康保険証・制服・職員証・名札・鍵・貸与品などを返却し、離職票・源泉徴収票・雇用保険被保険者証・退職証明書・年金関連書類などを受け取ります。先にチェックリストにしておけば、最終出勤日も退職後の手続きも落ち着いて進められます。

制度の細かい部分や手続きの期限は、職場や自治体、状況によって異なります。迷ったときは、勤務先の総務や、ハローワーク・年金事務所・市区町村の窓口など、公式な窓口で最新の内容を確認しておくと確実です。

書類以外でも、住民税の扱いは確認を

書類ではありませんが、退職後は住民税の支払い方法が変わることがあります。退職時期によっては最後の給与からまとめて差し引かれたり、退職後に自分で納める「普通徴収」に切り替わって納税通知書が届いたりします。金額が大きくなりやすいので、勤務先や市区町村に確認しておくと、後で慌てずに済みます。

退職の手続きが不安な人へ

自分で職場に返却や書類のやり取りをするのがどうしてもつらいときは、退職代行という選択肢もあります。どこまで対応してもらえるかはサービスによって異なるため、対応範囲を比較して確認しておくと、いざというときの安心材料になります。

よくある質問

健康保険証はいつまでに返せばいいですか?

退職日の翌日からは使えなくなるのが一般的です。最終出勤日に返すか、郵送する場合は早めに送りましょう。返却時期は職場のルールにも従ってください。

離職票は必ずもらった方がいいですか?

失業給付を受ける可能性があるなら受け取っておくと安心です。すぐに転職先が決まっている場合は使わないこともありますが、念のため発行してもらえるか確認しておくとよいでしょう。

退職代行を使うと書類は受け取れませんか?

退職代行を使っても、書類は自宅へ郵送してもらう形で受け取れるのが一般的です。送付先の住所を伝えておき、届かないときは確認しましょう。

保険証を返したあとに通院したいときはどうすればいいですか?

退職後は、国民健康保険・任意継続・家族の扶養のいずれかに加入してから受診するのが基本です。切り替え前に受診すると、いったん全額を自己負担することもあるため、早めに手続きをしておくと安心です。

源泉徴収票はいつもらえますか?

退職後1か月以内に郵送されることが多い書類です。年内に転職する場合は次の職場の年末調整で使い、転職しない場合は確定申告で使うため、届いたら保管しておきましょう。

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