限界ナース退職を決めたのはいいけど…
退職届って、何にどう書けばいいの?
「一身上の都合」って書けばいいの?
そもそも師長に手渡しするのが怖すぎる…



大丈夫、安心して!
必要な道具から具体的な文面まで、元の詳しい手順をそのままわかりやすくまとめました。
上から順にマネして書くだけで、完璧な退職届が完成しますよ。
普段書き慣れない書類だけに、形式を間違えて気まずい思いをしないか不安になりますよね。
でも、基本の型さえ押さえれば、退職届は決して難しくありません。
この記事では、退職願・退職届・辞表の違いから、正しい書き方、そのまま使える例文、提出時の注意点までを、看護師さん向けにやさしく整理します。
- 退職願・退職届・辞表の違い
- 退職届を出す前に押さえる基本とタイミング
- 退職届の正しい書き方(手書き縦書きの基本)
- そのまま使える例文・テンプレート
- 提出時・提出後の注意点
退職願・退職届・辞表の違い
まず、似ているようで役割が違う3つの書類を整理しておきましょう。
違いを知っておくと、自分が何を出せばよいか迷わなくなります。
退職願:退職を「願い出る」書類
「退職させてください」と会社にお願いする書類です。
あくまで願い出のため、会社が受理する前であれば撤回できる余地があるとされています。
まずは退職の意思を相談・打診する段階で使われることがあります。
退職届:退職を「届け出る」書類
「退職します」と会社に正式に届け出る書類です。
一般的には、一度受理されると原則として撤回できないとされ、退職の意思が固まったあとに提出します。
多くの看護師は、口頭で師長に伝えたうえで、最終的にこの退職届を出す流れになります。
辞表:役職者・公務員が使う書類
「辞表」は、役員や管理職、公務員などが職を辞すときに使うものです。
一般のスタッフ看護師であれば、通常は辞表ではなく退職願・退職届を使います。
勤務先が公立病院などの場合は、提出書類の名称が異なることもあるため、就業規則や事務に確認すると安心です。
退職届を出す前に押さえる基本
退職届は、いきなり提出するものではありません。
出す前に、次の点を整えておくとスムーズです。
まず直属の上司(師長)に口頭で伝える
書面より先に、直属の上司である師長に口頭で退職の意思を伝えるのが一般的なマナーです。
いきなり退職届を出すと、印象を悪くしてしまうことがあります。
切り出し方に迷う場合は、看護師が退職を切り出すときの伝え方の記事も参考にしてください。
就業規則で提出期限・様式を確認する
多くの職場では、就業規則に「退職は◯日前までに申し出る」といった規定があります。
民法上は、無期雇用なら申し出から2週間で退職できるとされていますが、円満に辞めるためには就業規則の期限を守るのが基本です。
専用の様式が決まっている場合もあるので、まず確認しましょう。
退職日・有給消化を調整してから書く
退職届には退職日を明記します。
有給休暇の消化や引き継ぎの期間も踏まえ、上司と相談して退職日を決めてから書くと、後から書き直す手間がありません。
提出のタイミングの目安
提出時期は職場により異なりますが、退職日の1〜数か月前に出すのが一般的です。
とくに看護師は、シフト作成・引き継ぎ・後任の採用に時間がかかるため、3か月前を目安に早めに相談するとすすめられることが多く、それが円満退職につながりやすいといえます。
退職届の正しい書き方(手書き縦書きが基本)
退職届は、手書き・縦書きが最も丁寧とされます。
ここでは基本の書き方を、順に見ていきましょう。
- 白無地の便箋(B5かA4)
- 白無地の封筒(長形3号または4号。
郵便番号枠のない二重封筒が望ましい) - 黒のボールペンまたは万年筆(消えるペン・鉛筆は不可)
- 認印(押印する場合。
シャチハタ=インク浸透印は避ける)
記載する項目
退職届には、次の項目を順に書きます。
- 表題:「退職届」(中央に大きめに)
- 書き出し:「私事、」または「私儀(わたくしぎ)」を行の下に
- 退職理由:原則「一身上の都合により」
- 退職日:上司と合意した退職年月日
- 届出日:実際に提出する日付
- 所属・氏名:自分の部署と氏名(行の下のほうに)、氏名の下に押印
- 宛名:最高責任者(院長・理事長・施設長など)の役職と氏名+「殿」(事務的な書類では「殿」が一般的。
自分の氏名より高い位置から書き始める)
縦書きの書き方の流れ
- 1行目:中央に「退職届」と書く
- 次の行:行の下に「私儀」(または「私事、」)
- 本文:このたび一身上の都合により、令和◯年◯月◯日をもって退職いたします
- 届出日:本文より下の行に提出年月日
- 所属・氏名:その下に部署名と氏名、氏名の下に押印
- 宛名:最後に、自分の氏名より上の位置に宛名(院長名+殿)
封筒の書き方
封筒の表面の中央に「退職届」、裏面の左下に自分の所属部署と氏名を書きます。
便箋は下から3分の1を上に折り、次に上3分の1を下へ折る三つ折りにし、封筒を裏から見て便箋の右上が右上にくる向きで入れるのが一般的です。
のり付けは必須ではありませんが、封をした場合は「〆」を書くと丁寧です。



細かいルールが多くて身構えちゃうよね。
でも、下の例文をそのままなぞれば、本当に10分で書き終わりますよ。
そのまま使える例文・テンプレート
実際の文面の例です。
日付・氏名・宛名は、ご自身の状況に合わせて書き換えてください。
退職届の例文
退職届
私儀
このたび一身上の都合により、令和◯年◯月◯日をもって退職いたします。
令和◯年◯月◯日
◯◯病棟 看護師 △△△△ ㊞
医療法人◯◯会 ◯◯病院
院長 □□□□ 殿
退職願の例文
退職願の場合は、表題を「退職願」にし、本文末を「退職いたしたく、ここにお願い申し上げます」と願い出る形にします。
それ以外の構成は、退職届と同じです。
パソコン作成・横書きでもよい?
近年はパソコン作成・横書きを認める職場も増えています。
ただし、署名・押印欄だけは手書きにするのが一般的です。
職場の慣例や就業規則の指定がある場合は、それに従いましょう。
横書きでも記載項目(表題・私儀・理由・退職日・届出日・氏名・宛名)は変わりません。
なお、看護師の職場では今も手書き・縦書きが最も無難で誠実な印象を与えるとされるため、迷ったら手書きを選んでおくと安心です。
横書きの場合は、用紙の上部中央に「退職届」、右上に提出日、本文、その下に所属・氏名(押印)、最後に左寄せで宛名、という並びが一般的です。
レイアウトは異なっても、伝える内容は縦書きとまったく同じで構いません。
提出時・提出後の注意点
直属の上司に手渡しするのが基本
退職届は、口頭で伝えた直属の上司(師長)に直接手渡しするのが基本です。
宛名は院長などでも、実際に受け取るのは師長というケースがほとんどです。
上司を飛び越えて事務や院長に直接出すと、関係がこじれることがあります。
渡すときは申し送りや処置の合間を避け、「お時間よろしいでしょうか」と一声かけて、落ち着いて話せる場で渡すと丁寧です。
退職理由は詳しく書かない
自己都合での退職なら、理由は「一身上の都合により」だけで十分です。
人間関係や待遇など、具体的な不満を書く必要はありません。
口頭で理由を聞かれた場合も、角の立たない範囲で簡潔に伝えれば問題ありません。
控え(コピー)を取っておく
提出前に退職届のコピーや写真を残しておくと、退職日や提出日の証拠になり安心です。
「言った・言わない」のトラブル防止にもなります。
退職届を出して終わりではありません。
次のような書類は、退職後の手続きに欠かせません。
- 離職票:失業給付(雇用保険)の申請に必要
- 源泉徴収票:確定申告や次の職場での年末調整に必要
- 健康保険資格喪失証明書:国民健康保険などへ切り替えるときに必要
- 雇用保険被保険者証・年金手帳:預けている場合は返却を確認
受け取り忘れがないよう、看護師の退職時に必要な書類をまとめた記事もあわせて確認しておくと安心です。
退職届でやりがちな失敗・NG例
せっかく書いても、ちょっとした点で印象を損ねたり、書き直しになったりすることがあります。
次の点に気をつけましょう。
- 口頭で伝える前にいきなり提出する:順番は「口頭で相談 → 退職日の合意 → 書面提出」
この流れを飛ばすと円満退職が難しくなる - 退職理由や不満を細かく書いてしまう:理由は「一身上の都合により」に統一。
伝えたいことは面談の場で口頭で - 日付や宛名があいまい:宛名は院長など最高責任者にし、退職日は上司と合意した日付を正確に。
修正テープは避け、間違えたら書き直す
提出後に引き止められたら?よくある疑問
提出後に強く引き止められても、退職届を受理されていれば退職の意思は有効とされるのが一般的です。
引き止めにあっても、退職日や手続きを淡々と確認しながら進めれば問題ありません。
郵送は手渡しが難しい事情があるときの手段で、可能なら直接渡すのが望ましいでしょう。
心身の不調などでどうしても職場に行けない・話せない状況なら、退職代行というサービスを利用する選択肢もあります。
いずれの場合も、退職の意思はできるだけ早めに、書面に残る形で伝えておくと安心です。
まとめ|形式を押さえれば退職届は怖くない
退職届は、「一身上の都合により」「退職日」「氏名・押印」「宛名」という基本の型さえ押さえれば、誰でも書けます。
大切なのは、先に口頭で伝え、就業規則の期限を守り、直属の上司に手渡しすること。
手続きを丁寧に踏むことが、円満退職の最後の一歩です。
形式に必要以上に身構えなくて大丈夫です。
この記事の例文を参考に、落ち着いて準備を進めてくださいね。
退職届の前に、まず師長へどう伝えるかが最初の関門です。
角を立てずに切り出すコツを知っておくだけで、気持ちがぐっと楽になります。
よくある質問(FAQ)
どうしても自分で出す勇気が出ないときは



自分で書いて師長に渡す勇気が出ない…というくらい心が追い詰められているなら、無理して戦わなくていいんだよ。
明日の朝から、あなたの代わりに退職届の提出まですべて代行してくれるサービスがあるからね。
「師長の顔を見るだけで動悸がする」「もう一日も出勤したくない」
そんなときは、退職代行というプロの盾に全部丸投げして、明日から病院と縁を切る方法もあります。
看護師の実績が豊富な退職代行サービスを、こちらの記事で徹底比較しています。


